2009年5月26日火曜日

情報デザイン技術特論 −Affection Design 継続的な感情のデザイン-

モノが作られた時代背景を知ることが重要。
芸術を参考に。
例)・モネの「睡蓮」
産業革命による環境破壊を懸念し、自然回帰の流れがあった。

・セザンヌ
今までの絵画はパースを用いて描かれるのが常識であったが、人が見ている世界は平面であるという視点から、平面での表現を模索した。


昔に作られた製品でも現在においても寂れずに使われ続けるものがある。
これは、イタリアのデザインマインドである「ユーザが欲しいものを作るのではなく、欲しいと思うものを作る」という未来を見据えたデザインなのではないか。

参考:カスティリオーニ

次回までの課題として、2000年より以前のもので現在も残るものを探し、過去、現在、未来の観点でデザイン言語の進化を解析する。

今回僕は小向と組んで、1960年代のモノを取り上げます。

情報デザイン技術特論 −ヴィジュアル・メッセージ byムナーリ-

モノの発するヴィジュアル・メッセージは情報と媒体に分けられます。
さらに媒体は、
・テクスチャー:視覚的、触覚的、聴覚的、光学的、熱感的、振動的、重さなどなど…
・フォルム=形状
・構造
・モデュール
・動き:時間的ディメンション、動き
に分けられます。
人はこの5つを元にモノとのヴィジュアル・コミュニケーションを行っています。
なので、普段からこの5つの視点を持ってモノを見る必要があります。

2009年5月25日月曜日

カッシーナ展からガード下へ



森美術館で行われているメイド・イン・カッシーナ展に行ってきました。
創業時から現在に至るまでのカッシーナの商品のコレクションが展示されていました。
伝統的なモノ作りの技術を持ちながら、新たな技術や素材を取り入れ、様々なデザイナーと仕事をすることで時代をリードしてきたのだなという感想を持ちました。またいいモノを見抜き、コルビジェやライトといった名だたる建築家の作品を復刻してきたことにカッシーナという会社のすごさを感じました。いつか、カッシーナの家具を使ってみたいものです。




その後高円寺へ。
知り合いの美容師さんが自分の店を出し、フライヤーを作らしてもらうことになっていたので打ち合わせのためでした。
お店のコンセプトは「かわいいマフィア」です。
美容室と服屋が一体となった新たな形態の店です。
お店の名前は「AGITO」です。
今後フライヤーができ次第ブログにアップしますね。




打ち合わせの後は、高円寺のガード下で高校の友達と軽く一杯。
この友達とは、半年ぶりくらいの再会ということで、近況報告であっという間に時間が過ぎてしまいました。社会人になった友達の口からは社会の厳しさを感じる言葉ばかりでした。
みなさんトイレはINA○でお願いします!
おごってもらったので、軽く宣伝しておきます。




津田沼に帰り、夕飯は土屋くん宅でいただきました。
メインはオムライス。
仕上げのオムは僕が担当しました。
我ながらトロトロふわふわでした。

2009年5月19日火曜日

原田研ゼミ5月19日

ゼミの内容+視覚デザインのメモをしておきます。
視覚
・日本語の本文の行間(行送り)は本文サイズの80%が目安
・レイアウトのジャンプ率にはフィフォナッチ数列を活用する
・教える側のふり返り(=学生の反応)と学生のふり返りは一つの場=ステージで起こっていることなので分ける必要はない

ゼミ
・デザイナーの仕事として、欲している人の言葉にできないものを汲み取って表現する
これに関連して、自分の研究の対象としている授業の講師の発信したいメッセージを汲み取る必要がある

情報デザイン技術特論 −ミニマム・マキシマム発表2−

今回はミニマム・マキシマム発表の2回目でした。

まずプレゼンのコツとして、テーマに対してただキーワードを説明するだけでなく、関係性を説明する。そのことで、キーワードがどんどん広がっていく。

社会性=モノのコンテクスト、つまりストーリーを語る。

今回の僕の発表は「iPodのアイコンの変遷」でした。

iPodのアイコンはやはりホイールだと思います。
このホイールも何回か変化があり今に至っています。

まずは、第1世代のジョグ操作のモデルです。このモデルは操作系が一カ所に集められ、見た目として強いアイコンになりました。

次に第3世代のモデルです。このモデルは、ホイールと操作系がバラバラに配置され、アイコンとしての強さが失われてしまいました。結果として不人気だったようです。

そして、現在のiPodまで受け継がれているホイールのモデルです。このモデルはホイールだけで操作ができます。その結果見た目にも各要素が融合し強力なアイコンとなりました。

図の表現のブラッシュアップは必要ですが、方向性としてはおもしろくなってきました。
今後は、最新のiPod shufflになり今までのアイコンが無くなり、これからiPodのアイコンがどのように変化していくのかを見ていきたいと思います。

2009年5月18日月曜日

製品デザイン特論その4


今回の授業は、先週出されたコミュニケーションに関するキーワード調べの課題の中間発表でした。

僕らのグループは、「メタ認知」「SECIモデル」「コミュニケーション伝達モデル」を調べました。
発表はそれぞれのキーワードに関連する分野、語句の関係を図にしました。
内容は、写真の通り。(見にくくてすみません)

まだまだ出だしなので、詳しい内容はこれからですが、それぞれのキーワードに繋がりがありそうです。

2009年5月17日日曜日

芸術家とデザイナー byブルーノ・ムナーリ


最近読んだブルーノ・ムナーリの「芸術家とデザイナー」という本について書きます。

この本はタイトルの通り芸術家とデザイナーの違いについて書かれています。

芸術家は、自分の主張を表現している。
自分の作品が美術館に並ぶことを目標にしている。
また、自分の作品を売るために、「〜派」や「〜主義」というように一貫した表現方法を貫かなければならない立場におかれる。

一方デザイナーは、取り組むべき問題によって表現やアプローチの方法を変え、市民に使われるモノを作ることを目標にしている。さらに、根本には、市民に真の問題を理解させるという使命がある。

また、芸術家はファンタジアを、デザイナーは創造力(クリエイティヴィティ)を用いる。
ファンタジアとは、頭の中でイメージを創り出すことのできる精神の力のこと。
創造力とは、ファンタジアと理性とが結びついてなにかを生み出す能力のこと。
デザイナーはまず、創造力を駆使して解決すべき問題を分析する。

美しい=一貫性のあるフォルムである。


つまり、芸術家は作品を媒体に自分の名前を売り、デザイナーはモノが売る職業なのではないでしょうか。

2009年5月13日水曜日

みかん記念日



原田研のゼミに参加してもらっている横溝さんの研究の手伝いとして、オレンジの模型を作成してみました。オレンジの表面のゴツゴツ感をどう出すかが難しいところでした。紙ねんどで地道に作るのも面倒だったので、球体の発泡剤をオレンジジュースで煮込んでみることにしました。
すると…、なんと表面がゴツゴツしてきました!
乾かした後、スプレーで色をつけてみると遠目で見るとオレンジそっくりです。
近くでみると爬虫類の皮膚みたいですが…。


新しい発見って楽しいですね。

2009年5月12日火曜日

情報デザイン技術特論 −ミニマム・マキシマム発表−


今回の授業は、課題になっていた身の周りのミニマム・マキシマムを発表しました。

その中の横溝先生のコメントから印象に残った言葉をメモしておきます。
・人とモノのコミュニケーションはまずビジュアルコミュニケーションから始まる
人はモノと対峙したとき、1.見て 2.考えて 3.触って 4.感動する というプロセスをふむ。

・自然のモノは○、△、□で構成されている。基本的な造形を用いることで人の本能に訴えるプロダクトを作ることができるのではないか。

僕らのグループはiPodを対象に発表を行った。
僕らはiPodがどのように変化してきたのかをラインナップを比較し、そこにアップルが考える理想の形を探ってみました。横溝先生のコメントにもあったように、iPodは子どもでも描けるくらい単純な造形をしています。それがiPodという商品のアイコンの役割になっているのでないか。さらに、アップルの製品はどんどん削り落とされた造形になってきています。このままいくと形がなくなってしまうのではと思うほどです。そうなると、アップルはiPodをプロダクトとしてではなく、体験やサービスといった目に見えないものと捉えているのではないでしょうか。

今後は、iPodシリーズのデザインラングエッジの変遷をまとめていきます。

2009年5月11日月曜日

製品デザイン特論その3

今回の授業は、以下のコミュニケーションに関連するキーワードの中から3つ調査する課題が出ました。

■コミュニケーション
■ディスコミュニケーション
■ノンヴァーバル・コミュニケーション
■ケーラー・モデル
■コミュニケーションの伝達モデル
■シャノンとウィーヴァーのコミュニケーション・モデル
■記号化・記号論
■メタ認知
■フレームワーク思考
■ロジックツリー
■SECIモデル
■スキーマ

一通りキーワードについて調べてみた結果、
■コミュニケーションの伝達モデル
■メタ認知
■SECIモデル
について調査することに決定しました。

近いうちに結果を書きたいと思います。