2009年6月9日火曜日

情報デザイン技術特論 -Affection Design-

前回のデザイン言語のプロセスモデルの補足として、
・人とモノの対話という目に見えないものを可視化する
・ユーザとデザイナーのヴィジョンを共有する。最近ではワークショップなどが利用される。
・企業のブランディングにも利用されている

実例:オランダ人とのモジュール式ライトのプロジェクトのドキュメンテーション(2004)
1.ライトの関する知識をブレインストーミングする
2.体系化してまとめる
3.分析する
4.スケッチで会話する(スケッチを記録しておくことで、思考のプロセスを可視化する)
5.スケッチをつなげ、ストーリーを作る(壁に貼っていく)
6.キーワードとイメージを視覚化する
7.スケッチの中にあるエレメントを抽出する
8.マテリアルと抽出したエレメントをつなげる
9.アイデアスケッチ
こうして、モジュール式の有機ライトが生まれる

このプロジェクトのプロセスにおいて重要だったのは、「メンバーでヴィジョンを共有して次のプロセスへと進んだ」ということです。メンバーでヴィジョンを共有することで、最後までブレることなくプロジェクトを進めることができます。
また、ヴィジョンの共有においては、自分たちのプロセスを視覚化し残していくこと(ドキュメンテーション)が重要な役割を担っています。


今日の姫ちゃんとエベロトの60年代の発表で出た【Evenments】というキーワードがとても気になりました。意味としては、「世界的なイベント」です。
60年代は、人々が夢を抱き、欲求がシンプルで力強く、有機的なモノへの探究心のあった時代です。

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